プルタブ伝説の真実
皆さんは缶ジュースや缶ビールのフタに使用されているプルタブが車椅子と交換できることはご存知だろうか。
実はこのプルタブを5万個集めてあるボランティア団体に送ると、それを換金して車椅子を購入し病院や老人ホームなどの施設に寄贈してくれる。
現在のようにプルタブの主流が缶から切り放せないステイオン・タブに切り替わったあとも善意の人はあとを絶たず、
車椅子を寄贈するために日夜缶から無理やりプルタブを切り放して集めているのだ。
プルタブを集めて車椅子を寄贈している団体・・・実在します。「環公害防止連絡協議会」
必要なプルタブの数は5万個(あるいは1万個、3万個など)・・・嘘です。必要な数はおよそ160万個。
バージョンによっては「プルタブのアルミには特別な材質のものが使われているため、缶より高く売れる」とされるものもありますが、こちらもまた真っ赤な嘘。
プルタブ一個の値段はアルミ缶一個の値段のおよそ40分の1かそれ以下に過ぎません。
プルタブを集めると車椅子がもらえるという噂は都市伝説であるというのは、その話自体が都市伝説だったのです。